創作/烟る炎天

向日葵、或いは陽炎、逆さまの蝉
焦げ付いた憧憬、摂氏34度の胸懐

たとえば、突然の雷雨、
肌を射る灼熱、むせかえる空気のにおい

僕らの夏は、永遠にそこにあるかに見えて、
逃げ水のように足早に去ってゆくのだ。


***
Photo:シュウ
2017.08.07

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