創作/或る花の逸話

お祈りをしよう、と君は言った。
君が聖堂に居るところなんて、一度だって見たことはないよと僕は返す。
だからするのさ、と君は笑った。
そして、ひとつ、ふたつ、スキップをして、君はまた、僕の知らない処へ行ってしまうのだ。

Photo:たから

2017.01.16

0
Tweet about this on TwitterShare on Tumblr